学習サポートを考える上で「チャレンジタッチと公文、どちらに入ろうかな」「この2つは何が違うの?」「何が身につくの?」と悩みますよね。
わが家は小5の息子は1年でチャレンジタッチから公文に切り替えました。
「もうチャレンジタッチ(公文)しているけど公文(チャレンジタッチ)が気になってる」そんなあなたにも知ってもらいたい内容です。
習い事の切り替えを経験して思うことは「どちらも魅力があった」つまり「目的に合わせて選べばお子さんの力を引き出せる」ってことです。
- チャレンジタッチから公文に切り替えた理由
- チャレンジタッチと公文の価格や内容の違いをチェック
- チャレンジタッチ、公文のやめ時の判断基準ややめる際の注意点
- チャレンジタッチか公文かどっちにするか悩んだ時のアドバイス
この記事では、わが子の体験を通して比較ポイントを整理し、切り替えた理由や今後の方針も率直に書きます。
「うちの子にはどっちが合いそう?」「やめ時に迷っている」
そんな時の判断材料になれば嬉しいです。

チャレンジタッチから公文に切り替えた理由は伸び悩み

わが家はチャレンジタッチから公文へ切り替えたことで「学校の授業を網羅的に把握する学習」から「算数の問題を集中して解く学習」に変わり、子どもの成長をより実感できました。
チャレンジタッチは専用タブレットを使って選択問題を解いていく形式。
内容を十分理解しなくても正解にたどりつけるので「学習」が不十分だと感じるようになってきました。
読解が苦手な息子はチャレンジタッチの問題解説の意味がうまく理解できず「正誤」に一喜一憂するだけに。
そして解き直しは答えを覚えてそのまますすむことが多かったように感じます。
チャレンジタッチは幅広い内容を網羅できる安心感がありますが、取り組み姿勢次第で「こなすだけ」になりやすい面があります。
一方、公文は算数や国語、英語と受講する教科に特化して地道に力を積み上げられるのが強み。
どちらも魅力があり、子どもの学習スタイルによって向き不向きがはっきり出やすいと感じます。
【体験談】チャレンジタッチを始めたきっかけ
息子は小4の壁に備えて、チャレンジタッチを小3の3学期から始めました。

テストで100点取りたい、もっと勉強がんばりたい
小3当時の担任の先生から、4年生以降はルールや目には見えにくい抽象的な概念の問題が増えてくると聞き、焦っていたタイミングでした。
いわゆる「小4の壁」というものです。
丸暗記で解ける問題が減り、目の前にないものをイメージする「抽象思考」が必要な問題が増えます。工夫が必要な「応用問題」や、頭の中でイメージしないと解けない「文章問題」が増えるのも特徴です。
ベネッセ教育情報

授業についていけるかな…
また息子は初めてやることに慣れるまでに時間がかかるタイプなので、予習復習ができるものに取り組みたいと考えていました。
チャレンジタッチで感じたメリットと限界
チャレンジタッチに慣れてくると、答えを当てるだけになってしまい学習の伸び悩みが見られるようになってきました。
チャレンジタッチはタブレット学習で、毎月末に翌月の課題をダウンロードして取り組みます。
学校に沿った内容の国語、算数、理科、社会だけでなく、計算問題や英語など特化アプリやコンテンツもあり子どもの好奇心や探究心に応えてくれます。
曜日ごとにアラームが設定できるので、子どもがアラームをセットして毎日取り組みました。

なかなかいい感じ!アラームが鳴ると前向きに取り組んでるね!
しかし、次第に問題に慣れてくると息子に変化が見られるようになったのです。

間違えたー!答えは「イ」だな。覚えておこう。
問題や解き方を見ないで回答するように。

えぇ〜問題見てる?考えてる?大丈夫かな?
心配は確信になったのは、学校のテストで間違えることが増えてきたからです。

この問題、この前タッチでやってた問題だよね??

あれ?そうだっけ??
チャレンジタッチでやったところを後日、学校の宿題でやっても理解できていないこともありました。
机に向かう習慣が身につき、教材も多教科が網羅的にあるのでチャレンジタッチは良い学習コンテンツでした。
しかし、息子は「わかったつもり」で進めたため知識が十分に定着せず成績の伸び悩みにつながってしまいました。
親子で話し合い、チャレンジタッチから公文で繰り返し学習に変えることにしました。
チャレンジタッチの効果について詳しくまとめたものはこちらを参考にしてください。

公文へ切り替えのきっかけと決め手
息子は公文式で計算の基礎を反復学習で鍛(きた)えたいと考え、切り替えることにしました。
基礎がしっかりしていれば、応用問題の「解き方」に集中できるようになり、初見の問題への抵抗も減っていくと思ったのです。

情報量の多いチャレンジタッチよりも教科を絞って集中する公文式の方が息子には合ってるかも!
自宅から徒歩数分で通える場所に公文教室があり、親の送迎負担もないことも決め手の一つです。
息子も公文教室が気になっていたようで体験に行ってさらにやる気に。

スラスラ解けたよ!丸をもらえるのは嬉しいな。
公文では算数、国語、英語がありますがまずは算数から始めることにしました。
公文の効果や学習内容についてはこちらも参考にしてください。
チャレンジタッチから公文に切り替えて見えた変化
公文では教室に行った時に次回の教室までに毎日宿題が出ます。
チャレンジタッチのアラームで習慣化していた勉強時間をそのまま公文の学習時間にスライドすることができました。
- 習慣化の継続
- 計算力の強化、スピードUP
- わからない時の判断が早くなった
教室や宿題と毎日計算問題に触れることで、計算の正確性だけでなく、解くスピードがどんどん速くなっていきました。
公文では宿題プリントにかかった時間も記入するようになっているので集中して取り組むように。
以前から、息子はわからない問題に直面すると一人でずっと悩むことがよくありました。

こちらが「どこがわからないの?」と聞かないと答えてくれない感じです。

できれば自分で考えたいけど…やっぱりわからなくて止まっちゃう。
公文を初めて半年、さらに息子に変化が見られるようになりました。
初見で解き方がわからない場合に以前はスルーしていたり、わからないと長時間悩んだりしていましたが、早めに「わからないから解き方を教えて」と言えるようになりました。
このように繰り返し学習の中で少しずつですが成長が見られるようになってきたのです。
チャレンジタッチと公文を比較(料金・内容・学び方)

チャレンジタッチと公文は「どちらが優れているか」というよりも、子どもの性格・家庭の学習スタイル・目的によって合うものが変わります。

金額や内容を比べて知りたい!
両者にははっきりした違いがあるので、比較ポイントを押さえて「うちの子にはどちらが合うか」で選ぶのが正解です。
【料金比較】1教科の単価はチャレンジタッチより公文が高額
チャレンジタッチは主要科目全教科を網羅して受講するスタイル、公文では希望する教科を選択して受講するので1教科あたりの単価は公文のほうが高くなります。
チャレンジタッチと公文の小学生の料金比較は以下の通りです。(2025年8月調査時)
項目 | チャレンジタッチ | 公文式 |
教材費(月額) | 小1:約3250円 〜小6:約6370円 (年間払いの場合) | 1教科あたり※2:7150円 (東京・神奈川:7700円) |
入会金 | なし | なし |
教材費以外 | なし(タブレット代0円) 条件あり※1 | 英語は専用のリスニング機器「E-Pencil」(6600円) 教室運営費など※3 |
教科数 | 国・算・理・社・英 (全部込み) | 算数・数学、国語、英語 (選択制) |
年間費用目安 | 約47000〜83000円 (全教科合わせて) | 1教科:85800円 (東京・神奈川:92000円) 教科数に応じて倍の価格 |
※1:チャレンジタッチのタブレットは6カ月継続で無料になり、それ以前の短期解約だと8300円の負担が生じる可能性あり
※2:教科数が増えるとその倍数で費用がかかります。(2教科の場合は7150円×2教科で14300円)
※3:息子が通っている教室では、夏季と冬季に追加で各1000円の光熱費が請求されています。
料金の詳細については、入会を検討されている公文教室に直接お問い合わせください。
【内容比較】タッチの網羅型か公文プリントで基礎の反復学習か
チャレンジタッチの学習は主要科目が学べるオールインワン教材で、公文は算数、国語、英語の3教科から受講するものを選びます。
チャレンジタッチは学校の授業に沿った内容なので、予習復習をメイン。
公文は学年ではなく、個々のレベルに合わせた特化型の学習です。
- 学習専用タブレットで、国語・算数・理科・社会・英語を学べるオールインワン教材
- 動画解説や自動採点、理解度判定機能がある
- 漢検対策やプログラミングなど独自コンテンツも充実
- 学年に応じた特別講座(夏・冬)や毎月のテストも用意
- 紙教材のチャレンジも選択可能(チャレンジタッチ→チャレンジ切り替え)
キャラクターがしゃべったり、ゲーム感覚で楽しめるカリキュラムが多く「勉強が楽しく学べる」印象です。
夏休み、冬休みなど長期休暇のタイミングに合わせて、復習目的の冊子の問題集も準備されています。
- 内容教材は「算数・数学」「国語」「英語」の3教科から選択可能
- プリント学習を通じて基礎から発展まで自分のペースで進められる
- 算数は計算力、国語は読解力、英語はリーディングと、基礎学力の反復学習
- 始める前に学力診断テストを受け、自分に合ったレベルから学習を開始
長期休暇にはその期間だけ他教科を受講するといったキャンペーンなども実施されるので、興味のある教科にも触れるチャンスもあります。

夏休みの期間だけ英語を受講したよ!
息子は、以前から興味があった英語を夏休みキャンペーンを利用して挑戦しました。
本来購入するe-pencilというペン型のリスニング機器は、期間中貸し出してもらい取り組みました。
【学習スタイル比較】タッチで自宅でタブレットか週2の公文+宿題か
チャレンジタッチはタブレット学習がメインで、公文は週2回の通塾と毎日の宿題プリント学習が学習スタイルとなってます。
- 入会時に受け取るタブレットで毎月の課題やアプリをダウンロードする
- 毎日「ミッション形式」で課題をクリア
- 自動採点や解説動画、ヒント機能があるため一人でも進めやすい
- 学習が「見える化」され、復習や苦手克服に役立つ
- 保護者には学習状況のフィードバック機能もあり
- 週2回、教室に通い指導者による採点やアドバイスを受けつつ進度を管理
- 宿題としてプリントを持ち帰り、自宅で毎日学習
- 1日30分程度の短時間学習を継続することで学習習慣を身につける
- 自学自習を重視し、間違い直しと反復を通じて確かな基礎力を養う
ここまで比べてくると、チャレンジタッチと公文では学べることやスタイルが随分違うことがわかってきましたね。

次はやめる際のタイミングと注意点を紹介します。
チャレンジタッチや公文のやめ時は?タイミングと注意点

チャレンジタッチや公文をやめるタイミングは、子どもの学習目標の達成度・意欲・費用対効果を判断基準にすると合理的です。
中でも、基礎が固まった時点や本人の学習意欲が続かない時は、やめることを考えるタイミングかもしれません。

トラブルなくやめるためにも、タイミングや退会理由を確認しておきましょう。
チャレンジタッチのやめ時の判断と退会時の注意点
チャレンジタッチは続けやすさが魅力ですが、「本人の意欲」「教材の適合がない」「他のサービスとの比較」などで見直しタイミングを見極めましょう。
解約時はきちんと期日・条件を確認した上で電話をするとスムーズに手続きできます。
判断ポイント | 具体例 |
---|---|
使わなくなった・やる気が続かない | ・子供がチャレンジタッチを「やらない」「触らなくなった」 ・毎日の学習が習慣化できていない ・続けても学力向上が期待できない |
他の習い事や塾に時間を割きたい | ・塾や習い事との両立が難しい ・他に集中したいことが出てきた |
家計の負担・料金面が気になる | ・月謝が高いと感じる ・継続する金額に見合った成果が出ていない |
適当にこなしている | ・親が見て、子供が「選択肢を適当に選ぶ」「復習しない」 ・学習が身についていないと感じる |
内容や学習レベルが合わない | ・子供のレベル(進度)が教材と合わない (簡単すぎる・難しすぎる) |
学習習慣・執筆の癖が起こる | ・タブレット学習特有の「変な書き方の癖」が心配 ・紙教材のほうが良さあったと感じる |
これらが複数当てはまる場合はやめることを現実的に考えるタイミング。
わが家の場合は「適当にこなしている」「他の習い事に集中したい」が該当しました。

やめる際の解約手続きは電話で行います。
チャレンジタッチをやめると決めた際には「会員番号」を手元に準備しましょう。
会員番号は10桁の番号で、教材が送付される封筒や書類に記載されています。

解約する月も決めて起きましょう。「できるだけ早く解約したい」でもOK。
10桁の会員番号と解約理由を事前準備したら電話をかけます。
【進研ゼミ小学生講座(チャレンジタッチ)解約のための電話番号】
(フリーダイヤル)0120-977-377
(IP電話)042-679-8563
受付時間:9:00〜21:00(年末年始を除く)

私は解約時に「今後、ダイレクトメールは送らないで」ということをハッキリ伝えました。
チャレンジからのDM(ダイレクトメール)が不要な場合は、解約時に「いりません」とハッキリ伝えると届かなくなります。
受講料を12カ月一括払いしている場合は、後日再計算されて引き落とし口座に返金されます。
公文のやめ時の判断と退会時の注意点
公文のやめ時の判断は「中学受験や進学塾への切り替えや他の習い事との両立」「本人のやる気」「家庭予算」などを総合的に考えてると良いでしょう。
判断ポイントは以下の通りです。
判断ポイント | 具体例 |
---|---|
子供のやる気や興味が続かない | ・飽きてしまった、他のことに興味が移った ・課題が負担・続かない ・プリント学習がつらく感じる |
目標・目的が変わった | ・中学受験対策や進学塾への入塾など、新しい学習スタイルや目標ができた |
学習効果に納得できない | ・成績が伸びない ・思ったほど効果が感じられない |
家計の負担・料金面が気になる | ・月謝が高いと感じる ・家族の送迎が困難、負担感が大きい ・継続する金額に見合った成果が出ていない |
公文は無学年進級制でどんどん先に進める長所があります。
しかし、次のステップである思考力や応用力を深めたいと考える時期になると物足りなさを感じ始めることも。
「目標到達した」、「家庭環境の変化」や「本人の気持ち」など迷う要素が出てきたタイミングがやめ時と言えるでしょう。

通常、公文をやめる場合は教室の先生に伝えます。
教室の先生に直接または、電話やメールなど普段先生との連絡ツールで退会したい旨を伝えましょう。
教室の事情などにより例外はありますが、やめる前月末までに伝えることが基本です。
月初や月の途中で退会する場合は、その月の月謝が発生します。

引き止められたらどうしよう…
引き止められることも多いので「退会の理由」を事前にハッキリしておきましょう。

「他の習い事と曜日が重複する」といった理由は引き止められにくいです。
チャレンジタッチも公文も、「次に進むきっかけ」がわかるタイミングで判断するのが大切。
目標達成や基礎が形になれば区切りにできるし、本人の意欲や家庭の負担感も理由としては十分です。
「やめる」のではなく「成長のために教材を切り替える」前向きな判断をして次にすすんでください。
チャレンジタッチと公文どっちが合う?学んで思ったこと

迷ったときの選び方は、子どもの性格・家庭の余力・学びたい方向性を基準に決めると失敗が少ないです。
受講費用や送迎や見守りの負担はもちろんあるので、そこも考慮は必要ですが一番大事な視点は「子どもに合うか」です。
わが家のように1年で切り替えましたがチャレンジタッチ、公文のどっちも息子の力になっています。
- チャレンジタッチ=幅広く楽しく、自宅で完結
- 公文=基礎を徹底、習慣化と反復
最初はチャレンジタッチで「楽しく毎日勉強ができる!」と学習の習慣化を親子で喜んでいました。
しかし、定着が甘くテストで点数が伸び悩みだしました。
公文に切り替えたら「短時間でも毎日反復」で基礎力アップ、さらに集中力が付き息子の自信につながりました。

今は「うちの子は公文が合っている」と判断したけれど、チャレンジタッチの魅力も十分あります。
現在、息子は現学年相当のレベルを公文で行っています。

今後は上のレベル、中学レベルの問題に進んでいくので今後の息子の様子をしっかり見ていきます。
難易度が上がってくるのでどのように息子が向き合うのか、他の教科についていけるのか不安はあります。
それらは今後わかってくると思うのでまた報告しますね。
まとめ

チャレンジタッチと公文は「どっちがいいか」と一概に言えるものではなく、子どもの性格や学習スタイルによって相性が分かれます。
- チャレンジタッチは幅広く学べる反面、定着が甘いと感じたため、わが家は公文へ切り替えた
- チャレンジタッチは幅広い教科を楽しく学ぶ安心感、公文は基礎の繰り返しで力をつける実感がある
- 子どものやる気が続かない、または目的を達成したと感じたタイミングで切り替えや終了を検討する
わが家はチャレンジタッチから公文へ切り替えましたが、それは「幅広く学べるけれど定着が甘い」という課題を感じたからです。
一方、公文では算数を中心に基礎を徹底し、反復学習で力がついていく実感がありました。
ただし、公文は1教科ごとの料金が高く、送迎や宿題の負担もあるため、家庭の状況によっては続けにくいこともあります。
やめ時の見極めは「子どものやる気が続かない」「目的を達成した」と感じたタイミングが目安。
チャレンジタッチも公文も、それぞれの強みを理解して比較し、お子さんにとってどっちが合うかを考えるのが大切。
切り替えややめ時を前向きに捉え、成長に合わせて柔軟に選択していけたらと思います。

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